ボーイスカウトについてのよくある質問

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ボーイスカウトって何ですか?

1907年にイギリスではじまった、健全な青少年育成を目指した世界的な社会教育運動です。活動的で自立した青少年を育てる、世界的な社会教育運動のひとつで、少年たちの好奇心や探究心にこたえる活動をとおして、心身ともにバランスの取れた人格の形成を目指しています。

今では世界では172の国と地域、約4000万人、日本全国には団と言われる活動母体が約2,000あり約9万人が活動しています。

教育はどのような仕組みになっていますか?

子どもたちの個性と成長を、十分考えたカリキュラムです。

異年齢の子どもが集まる小さいグループでの活動を通じて、協調性と責任感を養います。また、いろいろな課目を成し遂げることによって上級に進んでいく「進級課目」と、社会や自分に役立ついろいろな技能を自分で選んで修得することによって、個性に応じた自己啓発をはかる「選択課目」があり、子どもたち一人ひとりの成長を促します。

ボーイスカウトってどんなことをするの?

野外活動を中心に、心や身体を育て、さまざまなことを学びます。

野外活動などの体験をとおして、自然を学び、友情や協調性などを育てることが中心です。工作やゲーム、歌、演劇などの活動、ロープ結びなどの練習、キャンプ生活の基本を学びます。いろいろなことを「体験」し「遊び」を通して学びます。

スカウト教育は子どもたちの年代に合わせ徐々にレベルアップし幅も広がっていきます。ボーイスカウトと聞くとイメージするのはキャンプやハイキング、そして街頭募金などとよく言われます。

ボーイスカウト活動は、野外で、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、それぞれの自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育んでいきます。そのプログラムはバラエティに富んでいて、各年代においても様々です。

どうやったら入れますか?

近隣で活動している団にご連絡ください。ボーイスカウトは県内の各地で活動しています。まずはお住いの地域で活動している団にご連絡ください。

お近くの団が分からない場合は、日本連盟ホームページよりご検索いただくか、県連事務局にお問い合わせください。お近くの団をご紹介いたします。

団って何ですか?

地域の活動母体の単位です。団の中には、年代別に分かれる5部門の「隊」があります。さらに隊の中には「組(カブスカウト)」、「班(ボーイスカウト)」があり、少人数(6〜8人)のグループで活動します。

スカウトと言う意味は何ですか?

「先駆者」のことで、ボーイスカウトとは「自ら率先して幸福な人生を切り開き、社会の発展の先頭に立とうとする青少年」という意味を持っています。文中で「スカウト」とある場合は、ボーイスカウト運動に参加している子どもたちのことを指します。

活動を実際に体験してみることはできますか?

活動の見学や体験入隊ができます。

県内の各団や隊が、地域の子どもたちにボーイスカウト活動の楽しさを知ってもらうために、体験入隊を行っています。いつでも可能ですので遠慮なくご相談下さい。

興味はあるけど、「実際にどんな事をしているのかな?」「どんな子どもたちがいるのかな?」「指導者はどんな人?」等が気になるかと思います。少しでも関心がある方は、いつでも結構ですので一度お問い合わせください。対象年齢の隊の活動日をご案内しますので、ご都合の良い日に見学、又は体験していただければ、より理解を深めていただけると思います。

複数の団の活動を体験できますか?

たとえば、ご自宅から近い団が複数あった場合などは、複数の団で体験入隊し入団先を決める方もいます。お住まいの地域の団にお問い合わせをいただき、ご参加ください。お子様、保護者の方の体験ご参加を歓迎します。

女子ですが入れますか?

もちろん、入ることが来ます!
全国には女子スカウトもたくさんいます。
スカウト・指導者共に区別することなく女性の参加を歓迎します。女子スカウトの加入を認める動きは世界的に広がり、日本連盟でも1995年に全部門への加入が始まりました。今では全国的にも女子スカウト・女性指導者は多いです。女子スカウトが在籍する隊には必ず女性指導者を配置する配慮がなされており、県内でも多くの女子スカウト・女性指導者が活躍しています。

何才から入れますか?

小学校入学前(幼稚園や保育園の年長)の1月から仮入隊が可能です。小学校1学年4月からビーバー隊に正式に入隊可能となります。

大人でも入れますか?

もちろん可能です。お子さんが入団したことで、ご自分も入団される大人の方は毎年沢山いらっしゃいます。

18才から25才まではローバースカウトと呼ばれる部門で活動ができますし、26才からは、指導者や協力者(補助者、デンリーダー等)としての参加が可能です。指導者になる為には、様々な野外技能やスカウト教育法について専門の研修を修了する必要がありますが、経験のない保護者出身の人たちも多いです。また、子供の頃ボーイスカウトに入団していてその後退団され、もう一度復活されて活躍している指導者もいます。

どこの団でも入れますか?

学区のような区分けはありませんので、どこの団でも入団可能です。ご自宅の近くの団でも少し遠い団でも、保護者様のご都合に合わせて選ぶことが可能です。

近くに住んでいないと入れませんか?

通える範囲であれば大丈夫です。ボーイスカウトの多くの団は、だいたいホームグランド的な地域があり、入団するスカウトはその地域の子どもたちが多い場合もあります。しかし、通える範囲なら何処にお住まいのお子様でも入団できます。子どもにとっては、学校以外にも多くの友達をつくることができます。

入る時期は、学校のように4月とか時期が決まっていますか?

4月から新年度として活動を開始する団や9月から新年度とする団がありますが、それに拘らず入団している方も沢山います。

活動の頻度はどのくらいですか?

多くの団(隊)では、月に2~3日ほど、土日や祝日の数時間が基本です。

勉強のさまたげになりませんか?

活動は休日の数時間。余暇を有効に生かせます。余暇時間を利用して遊びながら学ぶので、勉強のさまたげにはなりません。

自然をフィールドに育まれるリーダーシップ、積極性、集中力、社会性、知的好奇心などはこの活動ならではで、学業や学校生活にもより良い影響が表れているようです。

最近の教育界の流れとしても、知識偏重の学習面だけではなく、子どもの余暇活動についても学校で積極的に評価されるようになってきています。
また、学習塾やスポーツなど他の習い事とボーイスカウトを両立するスカウトもたくさんいます。冒険心(好奇心)・自発性が促され、礼儀、国際性も養われます。

どんな人が指導者になっていますか?

専門の訓練を受けたボランティアが指導しています。
ボーイスカウトの各種指導者訓練機関でスカウト教育法やさまざまな野外技能に関し、専門の研修を受け、指導者としてのさまざまな技能や知識を身につけた人々がスカウトたちの指導にあたっています。それぞれが社会人として職業に就きながら、仕事の都合をつけて子どもたちの指導のために時間を割いています。

活動にかかる費用はどれくらいですか?

できる限り少ない費用負担で活動しています。基本的には、活動を始めるにあたって必要な制服や教材、備品を揃える必要がありますが、活動の内容により少しずつ揃えていくことができます。また、年間登録料が必要です。それ以外は、各団により異なりますが、それぞれ独自に活動のための資材費や交通費などの実費、キャンプの実費を負担していただいています。

ボランティアの指導者によって運営していますので、他の活動や習い事などと比べていただければ、少ない費用のご負担で済むことがお分かりいただけると思います。詳しくは、体験入隊の際などに入隊を検討している団へご確認ください。

入団(入隊)時に掛かる制服の金額  参考:購入サイト https://www.scoutshop.jp/

【ビーバースカウト】
ネッカーチーフ 528円(税込) ビーバーキャップ 1,430円(税込)
ビーバーポロシャツ 2,200円(税込) ビーバートレーナー 2,530円(税込)
【カブスカウト】
ネッカーチーフ 825円(税込) カブキャップ 1,430円(税込) カブスカウトシャツ 半袖 3,300円(税込)
カブスカウト 半ズボン 3,190円(税込) カブハイソックス 825円(税込) カブベルト 858円(税込)
【ボーイスカウト】
ポロシャツ 2,420円(税込) スカウトハット 4,180円(税込) スカウトシャツ 半袖 4,070円(税込)
スカウトズボン 4,730円(税込) スカウトベルト 1,155円(税込)

保護者はどの程度手伝うのですか?

隊によって、その日の活動によってさまざまです。例えば、遠くへ出かけるときの引率や子どもたちの作業の補助など、必要に応じてお手伝いをお願いしています。

同じ年齢の子どもをもつ保護者同士の輪が広がる良い機会にもなっています。自分の子どもが入隊して何度か手伝っているうちに、興味をもち指導者になった方もいます。各ご家庭の事情が許す限りにおいて、可能な範囲でのお願いをするものであり、義務的なものはありません。

入団後、1~2年で転勤があり子どもの転校がありますが大丈夫でしょうか?

転団という形で、他の団へ移動される方もいます。子どもの頃からボーイスカウトを経験した指導者で、転校とともに複数の県での活動を経験された方もいます。

転居してもボーイスカウト活動は続けられます。日本全国だけでなく世界中にボーイスカウトの団がありますので、国外のお引越し先でもスカウト活動を続けていただくことは可能です。期間限定の転勤等であれば、もとの団に籍を残したままお引越し先の団に重複で登録し活動することも可能です。

活動でけがをしたら?

ボーイスカウト日本連盟の共済制度により、ボーイスカウト活動に基づく傷害事故が総合的に補償されています。
野外活動にちょっとしたけがは付き物です。しかし集会の前には必ず指導者が下見を行い、プログラムの妥当性については団会議において審議するなど危険防止には十二分な配慮を行っています。

なぜ制服を着るのですか?

制服は最も「ボーイスカウトらしい」象徴的な道具の一つと言えるでしょう。制服を着ることでスカウトとしての自覚と誇りが生まれますし、創始者ベーデン・パウエルのアフリカ時代の経験から作られた探検服のような色・デザインは見る人にこの活動の持つ冒険的な世界を連想させます。

また、スカウト教育法として取り入れている「進歩制度」で取得した各種アワードや記章を制服に着けさせますので、それは各スカウトが個人の興味で選択し挑戦したアワードへの個人の努力を讃えてあげることにもなります。世界中のボーイスカウトが各国それぞれの制服を、誇りを持って着ていますので、スカウトたちは仲間意識・外国への敬意を自然に持つことが出来るようにもなります。現行の制服は、2015(平成27)年にデザインが一新されたものです。