第13回日本アグーナリー(国際障がいスカウトキャンプ大会)
2024年8月15日


第13回日本アグーナリーが、国立磐梯青少年交流の家(福島県猪苗代町)において、2024年8月8日(木)から8月12日(月:祝)迄の期間、参加者・運営スタッフ併せて約900人の参加で行われました。
日本アグーナリーは4年に1度開催する国際障がいキャンプ大会で、大会を通じて全ての参加者が、障がいの有無に関わらず、人格と個性を尊重し支え合えあう社会の実現を目指すことを目的としています。
今回のテーマは「We Can! ふかめよう友情、ひろげよう絆」です。2020年に開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大のため延期となっていました。
参加者たちは派遣隊を編制し、5日間仲間たちと寝食をともにしながら、ハイキング、カレーライス作り、天体観測、国際交流、猪苗代湖クルーズ、鶴ヶ城散策などさまざまなプログラムに挑戦したり、たくさんの人たちと交流したりしました。
10日には秋篠宮家の次女佳子さまが視察のため来訪されました。佳子さまは、さまざまなプログラムに協力して取り組む子どもたちの様子を見て回ったのち、バンダナやエプロンを着用し食堂で参加者へカレーの配膳も手伝っていただきました。その後、代表スカウトをはじめ、香港やマレーシア、バングラデシュの海外代表、ガールスカウトと懇談して親睦を深められました。
全体交流行事「交流の夕べ」に集った参加者約600人を前に佳子さまから「この催しやさまざまな取り組みを通じて国や地域、言語、障害など自分とは異なる背景や状況に対する理解が深まっていくことを願っています」「誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そして、それらが当たり前のようになることを強く願います」と言葉をお寄せいただきました。その後、ジェスチャーゲームなど国内外の参加隊による出し物を楽しまれました。
新潟連盟からは、指導者(新潟第5団2名・阿賀野第1団2名)ローバースカウト(新潟第5団2名・阿賀野第1団2名)が運営スタッフとして、ベンチャースカウト(阿賀野第1団1名)がチャレンジクルーとして8月7日(水)より参加しました。
チャレンジクルーとは、全国のベンチャースカウトと高校生ガールスカウトで構成され、大会運営に関わる「運営スタッフ」の一員であると同時に、この大会の参加者でもあります。参加隊スカウトとの交流のほか、運営スタッフとしての支援業務が啓発的な体験となるよう、本部スタッフが支援・アドバイスを行いました。大会の運営に関わりながら、同時に自分の成長のために一つでも多くのことに気づき、学びを得てくれたと思います。
天候は8月7日14時30分から15時頃にかけて、会津地方に記録的短時間大雨情報が発令され本部要員が全員屋内避難し建物内で宿泊することとなった他、台風6号の影響を考慮し徹営作業を1日前倒しにしました。そのほかは小雨が降った時間もありましたが、概ねくもりか晴れでした。また、標高600m前後であり、気温は最高30.2度、最低19.5度、平均24度と過ごしやすい気候でした。