新潟スカウトフォーラム2024実施報告書

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2024年10月6日

新潟スカウトフォーラム2024実施報告書

【開催概要】

イベント名
第25回全国スカウトフォーラム 新潟スカウトフォーラム2024
テーマ
「高校生年代×地域社会~私たちだからできること~」
参加対象
ベンチャースカウト、ローバースカウト、VS隊指導者
※ローバースカウトはオブザーバーとして参加
参加者名簿
別紙添付
実施日
9/14(土) 10:00-16:00 (スタッフ集合09:00 スカウト集合:9:30)
会場
彌彦神社 みずほ館(新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦 2887-2)
方式
対面
費用
¥880(教材費)
昼食
持参
準備物
PC、プロジェクター、スクリーン、配布資料、模造紙、ポストイット、 水性マーカー
配布資料
なし
目的
第25回全国スカウトフォーラムへの参加意識を高める
目標
  1. (1)地域の課題について理解する
  2. (2)地域の課題を抽出し、解決方法を検討する
  3. (3)課題の優先順位を検討し、具体的な貢献内容を採択する
  4. (4)県代表を確定する
講師
中野充先生(新潟青陵大学 福祉心理こども学部 准教授)

【展開】

09:00
スタッフ集合
09:30
スタッフ集合
09:45
弥彦神社参拝
10:00
開式セレモニー(担当:鈴木)
  1. (1)開式宣言
  2. (2)国旗儀礼
  3. (3)ソング「はなはかおるよ」
  4. (4)担当コミッショナー挨拶
  5. (5)スケジュール等説明
10:15
基調講演(担当:牧島)
テーマ「Creating a Better World から Ready for Lifeへ」
講師
中野充先生(新潟青陵大学 福祉心理こども学部 准教授)
講演概要
  1. (1)世界スカウト会議報告
  2. (2)Scouting for SDGs
  3. (3)ボランティアは希望の架け橋
  4. (4)マインドセットを恐れずに
  • 新潟スカウトフォーラム2024
  • 新潟スカウトフォーラム2024
11:30
「地域の課題を抽出する」(担当:佐藤崚介 サポート:本間)
STEP2:地域社会の課題を調べてみる(2)
  • 自らの地域に対する理解を深める。書籍なども活用し情報収集し理解を深める
  • ある範囲に住む住民やコミュニティなどを想定する
  • フォーラムを実施する規模に応じた単位(県フォーラムであれば県内)にあるコミュニティに広く目を向ける
  • 取り上げる地域のこれまでと現状を調べる
  • 世代間のつながりの変化、過疎化、自然環境の変化、等対象として取 り上げる地域の大きさや属性、環境によってさまざまな課題が考えら れるためまずは広い視野を持ち多く課題を洗い出す必要に応じてデ ータを調べるなど、感想や私見にならないように注意しながら課題を正しく理解する

概要:各隊で調べてきた〝地域の課題〟に関する発表

  • 新潟スカウトフォーラム2024
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  • 新潟スカウトフォーラム2024
  • 新潟スカウトフォーラム2024
13:00
「地域社会の課題についてディスカッション」(担当:佐藤崚介 サポート:赤塚)
STEP3:地域社会の課題を整理し、優先順位を考える
  • 得られた情報をもとに、他メンバーと課題を共有し意見を交換する
  • なぜ、それらの課題は生じているのだろうか 課題の解決に貢献でき る糸口を、多角的な視点で課題を見て考える
  • 現状に対して、改善するべきことを考える
    例:地域住民の交流機会に若者が積極的に参加する、町おこし・PR に参画する、等
  • 課題の特性によって整理をし、課題に優先順位をつける
  • 実現可能性を考える。自分たちだけで取り組めるのか、他団体・行 政などと連携するのか。
  • STEP1 で考えた「高校生年代でもできること、高校生年代だからで きること」の視点を踏 まえて議論する
  • 自分たちの強みを活かせているかについても考慮にいれる
  • 新潟スカウトフォーラム2024
  • 新潟スカウトフォーラム2024

概要:発表された地域の課題のエビデンスを取り、分類し取り組みとして実現可 能な課題の優先順位をつける。

  • 新潟スカウトフォーラム2024
  • 新潟スカウトフォーラム2024
15:00
「具体的な貢献内容を採択する」(担当:佐藤崚介 サポート:細貝)
STEP4:フォーラム採択事項のとりまとめ」
  • 私たちはどのような地域社会の課題に貢献できるのか
  • 具体的な実行は可能か、実行するために何を準備するのか
  • 新潟スカウトフォーラム2024
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15:45
県代表選出(担当:牧島)

概要:第25回全国スカウトフォーラムに参加する県代表2名を選出

代表スカウト:水澤舜翔さん(⾧岡第1団) 坂井天真さん(阿賀野第1団)

16:00
閉式セレモニー(担当:鈴木 )
  1. (1)担当コミッショナー挨拶
  2. (2)国旗儀礼
  3. (3)閉式宣言
16:30
撤営、使用居室清掃、彌彦神社退去

〇採択事項

【地域の課題】

コミュニティーの過疎化

【私たちができること】

高校生と地域の人とをつなげる

【具体的な取組み】

下記のテーマを基に、地域の世代間交流イベントを企画・実施する

  • 地域の環境衛生保全・献血の啓蒙・救急法普及・伝統の継承
【活動例】
≪地域の高校生とともに行うクリーン大作戦≫
時期
春/秋
主催
YNW(新潟ユースネットワーク)
募集
新潟市内、⾧岡市内の公立・私立高校、大学、専門学校のボランティア部または生徒会
活動区域
新潟駅周辺/⾧岡駅周辺
募集方法
対象先へのメールや郵便で募集
服装
ベンチャー隊「制服」
生徒学生 「制服または体操着」
  • 参加してくれた生徒/学生に参加証や証明書を配布。
  • 正式なボランティア活動として認めてもらい履歴書等に記入してもらう(要確認)

〇採択事項の背景

少子高齢化により働き手が減少し、今まで行き届いていた環境に対する取組み(道路わき のごみの処理や沿道の植物の手入れなど)を行う頻度が減少した。

環境に対する取り組みがないと、地域の印象の悪化や衛生的な問題、野生動物の出没も増加する。

また、それぞれの町内ごとで行う廃品回収や夏季祭り、町内清掃やラジオ体操なども規模 を縮少して町内などの小さいグループで活動、つまり世代間の交流する機会が少なくな っている。

交流が少ない地域ほど、災害が起こった際に共助が行われず生存率が下がることが危惧 される。

そこで、スカウトが居住する地域の学校(高校、大学、専門学校)のボランティア部や生 徒会の方へ案内を送り参加者を募って、一緒に駅周辺などの清掃作業などのクリーン大 作戦のようなものを実施する。

また、救急法講習会や献血啓蒙イベント、地域の伝統芸能や伝統工芸の継承につながるイベントを定期的に開催する。

これを実施することによって、ボーイスカウトの魅力を発信できるとともに、持続的な地 域貢献にもつながり周辺の生徒学生や地域住民ともより交流できる機会にもなると考えている。

〇アドバイザーコメント(担当コミッショナー)

新型コロナウィルス感染等により当日欠席したスカウトがおり参加スカウトは5名と 少なかったものの、活発な提案および議論が交わされた。 多くの〝地域の課題〟が提案されたが、最終的に〝地域行政〟〝災害〟〝人口減少〟環境衛生〟の4つのカテゴリーに集約された。

議論を交わす中で、提案された課題が〝人口減少〟を基本的な課題として全ての課題と 関りがあることに気づき、どれか一つのカテゴリーに取組むのではなく、包括的に地域の 活性化に取組み、行政への提言を続けるべきであろうという結論に至った。

そのため、最終的な採択では、〝高校生年代と地域社会との交流〟を軸に〝環境保全〟 〝伝統の継承〟〝献血啓蒙〟〝救急法の普及〟といったテーマごとの交流イベントをス カウト居住地域で実施していくという結論を導き出した。実施に関しては、各VS隊が少数編成のためYNW(新潟ユースネットワーク)の形をと って企画・計画・実施・評価を進めていくことが決議された。

全体を振り返り、ローバースカウトの的確なファシリテーションによりエビデンスに基 づいた地域の課題提起、具体的な対策の検討、継続的に実現可能な実施計画の決議と非常 に良いディスカッションができた。 また、新潟青陵大学の中野充先生の基調講演は、現在のボーイスカウトの世界的な潮流 や、SDGsの現状、ボランティアの素晴らしさを知ることができ、これから未来を生きて いくベンチャー、ローバー世代へのマインドセットの必要性を説く、大変すばらしい内容 だった。

【参加者名簿】

フリガナ
氏名
  • 所属隊
    年齢
  • 交通手段
  • 配慮すべき事項があればご記入ください
アサゾメ コウキ
浅染 幸紀
  • VS隊
    17歳
  • 指導者の自家用車
  • 新潟5団
コンドウ ジン
近藤 仁
  • VS隊
    16歳

  • 指導者の自家用車
  • コロナウィルス感染のため欠席
ナリタ レンペイ
成田 錬平
  • VS隊
    16歳
  • 指導者の自家用車
  • 新潟5団
サカイ テンマ
坂井 天真
  • VS隊
    17歳
  • 指導者の自家用車
  • 阿賀野1団
ゴトウ ホノカ
後藤 帆香
  • VS隊
    16歳
  • 指導者の自家用車
  • 阿賀野1団
サトウ リョウスケ
佐藤 崚介
  • RS隊
    20歳
  • 自家用車
  • 阿賀野1団
ハセガワ サクタロウ
⾧谷川 朔太郎
  • VS隊
    17歳

  • 指導者の自家用車
  • 体調不良により欠席
ナカノ マコト
中野 充
  • 講師
  •  
  • 新潟青陵大学
ホソガイ アヤカ
細貝 綾香
  • VS隊⾧
  • 自家用車
  • 新潟7団
マキシマ ヒロユキ
牧島 宏之
  • 担当コミ
  • 自家用車
  • 阿賀野1団
スズキ タカユキ
鈴木 隆之
  • VS隊⾧
  • 自家用車
  • 新潟5団
ホンマ ヒロシ
本間 博
  • VS隊⾧
  • 自家用車
  • 西蒲原7団
ヤマザキ ヒロノブ
山崎 広信
  • VS隊⾧
  • 自家用車
  • ⾧岡1団
アカツカ タカコ
赤塚 尊子
  • VS隊⾧
  • 自家用車
  • 阿賀野1団